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Fig.7. The relationship between leg power and Wmax in males.

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Fig.8. The relationship between leg powerand Wmax in females.

齢変化をきわめて敏感に評価する指標であると報告している。脚伸展パワーは本研究においても、男性については傾向が異なるが、女性についてはEx群とCont群との比較でWmax関連の2指標と並んで60歳代以外のすべての階級に有意差が認められる鋭敏な指標であった。これは別の見方をすれば、女性を対象として自転車エルゴメーターによる有酸素性パワーの負荷試験を実施する場合に、脚筋力が限界因子となる可能性が男性よりも高いことを示唆するものである。図7,8に男女の体重あたりの脚伸展パワーとWmaxの相関図を示した。男女とも有意な相関関係が認められたが、女性の相関係数(r=0.568)は男性(r=0,506)よりも高く、脚筋力とWmaxとの相関は女性においてより強いと思われる。
日常の運動習慣の差が最も顕著に現れたのは、VT,Wmax関連の指標についてであった。本研究では柔軟性の指標については検討してはいないが、身体組成や筋力についての指標より、全身持久力に関する指標が日常の運動習慣をよく反映するという結果であった。なお、10階級中9階級と最も多くの有意差が認められた指標は、Vo2@Wmaxであった。

 

謝辞

稿を終えるにあたり、本研究において測定の実施に

 

 

 

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